« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月

松岡農水相、自殺を図る

松岡農水相が自殺図る 赤坂・議員宿舎で首つり

 松岡利勝農水相が28日昼すぎ、東京・赤坂の議員宿舎で首つり自殺を図った。安否は不明。(SANSPO.COM)

 いや、今日は立て続けにニュースでした。

 まずは、ZARDの坂井泉水さんの事故死、そして松岡農水相が自殺を図ったというニュース。

 なぜ、彼は自殺を図ったのでしょうか。

 もしも彼にやましいことがないのならば、この段階で自殺する必要は何処にもないでしょう。あれだけ、潔白を訴えていたわけですから。

 しかし、多くの国民は、世論調査でも分かるように、松岡農水相の答弁に納得していません。説明責任を果たしていないわけです。やましいことが一つもないのならば、つまびらかにすればいいのに、それが出来ず、そして自殺を図る――

 これで仮に松岡農水相が亡くなった場合、安倍首相は言うかもしれません。「死者に鞭打つことはしないで欲しい」とか何とか。

 出来れば松岡農水相には生きて、そしてキチンと説明して欲しい。仮に、法律がそれを求めていないのならば、自ら率先して法を改正し、自分の疑惑も含めて釈明して欲しいと思います。それが、有権者に対する責任です。

 現段階では、まだ重体ということですが、何とか生きて欲しい。

 そして、不明朗な部分に対してはキチンと説明して欲しいなと思います。

【14:18追記】 ニュース速報で「死亡」と。ご冥福をお祈りします。ただ、生きて、その責務を果たさなかったことが、返す返すも残念です。これでうやむやにしてはいけません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

それでいいの? 太田公明党代表

 公明党の太田代表が、サンデープロジェクトで田原総一朗と対論しました。印象に残った部分を。印象に残ったことを書いてみますので、あくまでも私が受けた印象です。取り違えなどもあるかもしれませんが、その点、お間違えなきよう。

 まず、松岡農相の「ナントカ還元水」に始まった一連の問題の説明不足について、「言い続けますから」の一点張り。田原総一朗も「言うだけで何もしない?」と聞くけど、結局は「言い続けますから」と。これじゃあダメでしょう。例えば、これ以上説明しないようならば連立離脱するくらい言ってもいいんじゃないですかね。それくらい重要な問題だと思いますよ。だって、「法に則って」って言いますけど、その法に抜け道があるなら、改正しないと。そして、その法が出来る以前の問題に対しても遡ってやらねば。そうでなければ意味がない。しかし、太田代表からしてこういうことくらいしか言えないんじゃ、期待など出来るわけないですね。

 そして、自衛隊のイラク派遣について問われると、「我々はイラク特措法に則ってやってますから」と。ならば、そのイラク特措法が問題なのでは?

 戦闘地域と非戦闘地域の問題は、そんな単純な問題じゃないんですよね。小泉前首相の一連の答弁は、正に戦時下議会での答弁とまったく瓜二つでした。こういう首相の発言があって、派遣が決まったわけです。結局、イラク戦争の結果はどうだったのか。歴史が証明するでしょうが、明らかに失策となるでしょうね。いや、イラクの人々を開放したのだ、というでしょうが、アメリカ式の民主主義を輸出することが果たして正解かどうか。

 何度も書きますが、争いは争いを、憎しみは憎しみを生むだけです。公明党がその舵取りをしないでどうなるんです。……あ、支持母体からして憎しみや争いが起きているのだから、そもそも無理な相談だったのかもしれませんね。本当の意味での平和の党になって欲しいものですが。

 安倍首相が訴える憲法改正について太田代表は、「憲法改正を争点にするといってもできない」と断じました。これに関してはその通りでしょうね。国民の誰もが、憲法改正が争点になると思ってないでしょうから。仮に、安倍首相が「憲法改正」をテーマにしても、誰も付いてこないと。野党も争点にするつもりはないだろうから、その通りでしょう。

 そして「四文字熟語に気をつけろ」ですか。「政治改革」「郵政解散」「政権交代」……確かに四文字熟語ですね。あ、「創価学会」は四文字熟語じゃないけど四文字ですね(苦笑)。

 安倍首相と意思の疎通が出来ているのか、という質問に対しては、「出来ています」と。本当ですかね。安倍首相のやろうとしている道は、明らかに公明党の本来の考えとは逆行していますし、連立する意味すら感じられません。いや、強いて言えば、丸川珠代が自民党からの出馬を決意したのと同じ理由――政権の真ん中にいないと意味がない、でしょうか。確かに、マニフェスト達成率を強く訴えていますからね。政権にいながら何もできないんじゃ無意味ですから。マニフェスト達成率を掲げてもしょうがないんです。達成したマニフェストでどう変わった、どう変わるのかを示さないと。そして失敗は失敗と認めないと。それが出来ないで、野党はマニフェストが反故になってるじゃないか、というのは、そもそもマニフェストが何なのかを分かっていない証拠でして。

 最後に、選挙に「負けることがない」と言い切りましたね。学会員に対するメッセージでしょうか。私には届きませんが。ぜひ、今度の選挙では自公に負けてもらって、「政権交代」への礎としてもらいたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

「美しい国づくり」とやらのためには「美しくないことをする」安倍首相の神経とは?

 これは雑感です。

 何かというと、元テレビ朝日アナウンサー・丸川珠代の自民党からの参院選出馬についての独り言。

 自民党の安倍晋三総裁は、「美しい国づくりのために力を貸して欲しい」と、当時の丸川アナを口説いたわけですよね。

 それに対して丸川アナは、同僚や上司などに相談することなく、出馬の思いを固めたわけです。まあ、恋人とかいたようですが、ここでは関係ありません。サラリーマンとしての丸川アナについてですので。

 22日、丸川元アナの出馬正式表明の日は、奇しくもテレビ朝日社長の定例会見で、やはりこの話題も聞かれました。ただし、テレビ朝日の公式サイトでの採録にはその下りはばっさりカットされています。

丸川出馬でテレ朝社長困惑「個人的感想いっぱいある」 「報ステ」で自民と対立!?

 丸川氏の出馬意向について、「(16日に退社する)2、3日前に聞いた。知らぬはわれわればかりだったのかな」という君和田社長。「個人的感想はいっぱいある」と不快感をにじませながらも明言は避け、「新たな人生の選択について、どうこういう立場ではない」と語った。

 出馬・退社の意思を伝えてきた丸川氏には、「メディアと政治の距離をどう理解するのかを考えるんだよ」と、アドバイスとも苦言とも取れる言葉をかけたという。(ZAKZAK)

 これを見て、信じられない気持ちで一杯ですね。

 普通、会社を辞める場合は、引き継ぎなどがありますから、多少は前から準備するものじゃないでしょうか。

 しかも彼女の場合は単なる女子アナじゃないのです。同じZAKZAKの記事中には、こんな下りもあります。

 丸川氏が広げた波紋はそれだけではない。他局の女子アナと務めていた地上デジタル推進大使の出演CMは放映中止に。社内では、後継の大使選びを急ピッチで進めている。

 このことは、安倍総裁だってもちろん承知のはず。そもそも、地上デジタルは、国策ですよね? そのキャンペーンを行うべき人を引き抜いて、多大な迷惑をかける。

 これが、「美しい国づくり」なのですね。よく分かりました。

 安倍総裁、いや、安倍首相の性根はどんどん見えてくるんですが、多少は期待していた自分が恥ずかしいです。やはり、安倍首相は早くに退陣してもらって、政権交代をしないと、日本はとんでもない方向に進むかもしれません。

 考えてもみてください。中間試験の直前という大切な時期に、わざわざ男子プロゴルフツアーのマンシングウェアKSBカップで世界最年少優勝を果たした石川遼くんを官邸に呼びつけるんですよ

遼ちゃんに晋ちゃんがアプローチ?

 「おめでとう」と緊張をほぐすように語りかけた首相は“遼ちゃん”とがっちり握手。「石川くんは日本を明るくしてくれる人材」と賛辞を贈った。

 今回の対面は、政界屈指のゴルフ好きとして知られる首相が、偉業をたたえるために急きょ実現したもの。「柔らかい方だった。一生忘れない思い出になった」と感激しきりの遼ちゃんを前に、「私はゴルフでは本番に強いと言われるんです」とニンマリした首相だが、本音は政治決戦と言われる7月の参院選に向け“ハニカミ王子パワー”にあやかりたかった!?(スポーツ報知)

 普通、一国の首相からお祝いするといわれれば行かざるをえませんからね。安倍首相のパフォーマンス以外の何物でもありません。高校生に拒否権なんてありません。

 それにしても丸川元アナも、結局は自分の利益のためだけに動く人だったと。

 別に、好きなアナウンサーでもなかったですが、やはり悲しいです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)
|

丸川珠代、正式に出馬表明

nikkansports.com:丸川珠代さん参院選出馬を表明

 元テレビ朝日アナウンサー丸川珠代さん(36)は22日、自民党本部で記者会見し、7月の参院選で東京選挙区(改選数5)から立候補すると正式に表明した。自民党は同選挙区の2人目の公認候補として出馬を要請していた。

 丸川さんは「自分の熱い思いを届けるならば、政権与党の真ん中に入るしかない」と話し、医療や年金問題について取り組む姿勢を示した。

 まあ、その通りなんですけどね。

 確かに、政権与党の真ん中に入れば、自分の政策を実現することはできるでしょう。

 例えばいまだと、公明党なんかは「政策実現の党」とか謳ってますが、そんなことは当たり前なんですよ。

 もし、公明党が与党になって、何の政策も実現できないようでは、無意味な数合わせにしかならないですね。

 つまり、政策を実現するためには与党の位置に居るべきである。

 それは間違っていません。

 しかし、それだから自民党候補として出馬する、というのはどうでしょうか。

 報道の位置にいた人ですから、いろいろなことが分かっているはずです。

 なのに、彼女はこのような選択をした。

 正直、失望しました。

 明らかに自民党は、誰でもよかった。

 見た目が良くて、キャリアもあって、知名度の高い女性候補。

 彼女はきっと当選するでしょう。

 しかし、私は彼女に何も期待できません。彼女の辞め方も酷すぎる。別にこれが民主党であっても、社民党であっても同じ。辞め方ってものがあるでしょう。それができない。こんな人に誰が何を期待できるのか。そしてそれを後押しするのが安倍自民党であると。

 ますますもって政権交代を実現しなければと思いました。

 ただ、弱いのは民主党を始めとする野党でもあることも事実。野党がもっとしっかりしてくれなければ、絶対に政権交代は出来ません。ぜひ、キチンとした「政権を取った時の政策」を打ち出し、野党で共闘するもよし、各党で独自に動くもよし。

 私は、自民党に再生して欲しいからこそ言いますが、自民党が本当の意味で生まれ変わるには、野党に落ちることが一番です。正直、非自民連立政権が誕生した時に、5年くらい野党になっていれば、いまごろは再生した自民党になったことでしょう。それが、さきがけ・社民党と連携して与党に復帰してしまったことから、おかしくなってしまいました。

 ぜひ、今回の参院選では自公の与党を倒し、政権交代への礎を築いて欲しいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

キング・カズは自民の出馬要請を断る

 結局、本日付でテレビ朝日を退職した丸川珠代アナウンサーが、安倍首相直々の出馬要請を「重く受け止め」ましたが、もう一つの目玉として伝えられていたキング・カズこと三浦知良選手は――

カズは出馬断る 参院選へ自民が打診

 自民党が夏の参院選の比例代表に擁立する方向で調整と一部で報じられたサッカーの三浦知良選手(40)は16日、出馬の打診を受けたが、断ったことを明らかにした。

 同選手は体調不良のため、この日のJリーグ1部(J1)横浜FCの練習を欠席。チームの広報を通じ「自民党よりオファーを頂きましたが、お断りいたしました。土曜日の試合に向けてしっかりと調整をして全力で頑張ります」との談話を発表した。(SANSPO.COM)

 政治家ではなく、現役のサッカー選手として邁進することを決めてくれました。

 よかった。まだまだカズのサッカーが見られます。カズとゴンには、生涯現役を貫いて欲しいくらいですからね^^;;

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

自民党、参院選候補にテレ朝の丸川珠代アナ擁立!?

 5月9日、ZAKZAKを見ていると、こんな記事がありました。

ZAKZAK:テレ朝の丸川アナ浮上もソノ気なし…自民“弾切れ”

 今年最大の政治決戦となる夏の参院選。ゴールデンウイークも終わり、自民党は与党過半数維持に向け本腰を入れることになるが、東京選挙区の2人目の候補者選びが難航している。無党派層獲得のため、知名度の高い女性を擁立する方針ではいるものの、これまで数々の女性に断られる始末。党内からは「本当にもう誰もいない」と嘆き節さえ漏れている。

(中略)

 実際、テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」のキャスター、小谷真生子さん(42)、女優の藤原紀香さん(35)、元NHKキャスターの宮崎緑さん(49)に打診し断られたのは夕刊フジ既報の通り。最近になって新たに浮上しているのが、テレビ朝日の丸川珠代アナウンサー(36)。都内選出の自民党衆院議員はこう語る。

 「バラエティー番組からニュース番組までこなし、知名度は抜群。知性も感じられ、都民の支持を幅広く得られる人材だ」

 女性候補を積極的に擁立するのは民主党の“おはこ”だったが、今や自民党も「無党派層を獲得するには女性がいい」(党関係者)と考えており、先の参院沖縄補欠選挙でも女性を擁立して当選させている。もっとも、丸川アナへの打診はまだで、丸川アナ本人も頭にあるのは参院選取材のほう。仮に要請があっても出馬する気はないようだ

  へぇ。自民党もついに丸川珠代アナにまで触手を伸ばしたのか。でも、賢明な彼女は出ることはないんだろうな。

 …………

 しかし。

 15日になってこんな報道が出てきました。

asahi.com:テレ朝アナウンサーの丸川珠代氏擁立へ 参院選で自民

 自民党は15日、夏の参院選の東京選挙区(改選数5)の2人目の公認候補として、テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)を擁立する方針を固めた。16日午前に安倍首相(党総裁)が首相官邸で丸川氏に出馬を要請した後、丸川氏が立候補を表明する予定だ。

 おいおいおい。丸川アナ、出馬要請受けちゃったの? まあ、詳しいことは明日(というか今日)明らかになるんでしょうけど、ちょっとガッカリです。

 しかし、それより驚いたのはその記事の続き。

 また、同党は、同選挙区や比例区の候補として、丸川氏のほか、サッカー選手の三浦知良氏、大田弘子経済財政相、中山恭子首相補佐官も絞り込んでいた。この3人の中から比例区候補が出る可能性もある。(asahi.com、前述の記事の続き)

 なにぃ! キング・カズまでも自民党参院選候補だって!?

 カズは先日、サッカーで新たな記録を作ったばかりで、まだまだ現役が出来る選手。彼には自民党からなんて出て欲しくないですねぇ。少なくとも、いまはサッカー選手を辞めないで欲しい。そして、仮に政治家になるとしても、自民党・公明党以外の政党から出て欲しいなと思ったりします。いや、カズにはゴンと一緒に最後までサッカー馬鹿でいて欲しいな、と願ってるわけですが。

 それにしても、自民党も無党派を取り込むために必死です。

 しかし、こういう小手先のことに騙されず、自民・公明の与党が何をやってきて、これから何をしようとしているのか、しっかりと監視して、貴重な一票を投じて欲しいなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

性別適合手術の中核病院が中止へ――特例法見直しに影響あるか

性転換手術、中核病院が中止 埼玉医大、担当医定年で

 心と体の性が一致しないことで苦しむ性同一性障害(GID)の治療の中核を担ってきた埼玉医科大学が5月から性転換手術(性別適合手術)の実施を中止したことが明らかになった。形成外科の教授の退職で手術の態勢がとれなくなったという。この手術は患者が戸籍上の性別を変える場合に必要とされる。GIDはようやく社会的に認知されてきたが、約1万人といわれる患者の治療の最終手段が断たれる懸念が出ている。(asahi.com)

 確かに、中心となる執刀医が定年で辞められてしまえば、チームとして対応するのが難しくなる、というのはよく分かります。しかし、これは由由しき問題です。

 一般の人からすると、性同一性障害(GID)なんてのはごくごく小さなマイノリティであって、自分たち大多数にとっては関係ない問題だ――そう思っていることでしょう。私だって、身近に当事者がいなければ、そうだったかもしれません。

 しかし、少なからずいる当事者にとって、この社会は生きにくいところがあります。

 その状態から救おうというのが、全会一致で可決され、2003年7月16日に公布、翌2004年7月16日に施行された「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(性同一性障害特例法)です。

 しかし、この法律にはいろいろな制限があります。その条件の一つが、「性別適合手術を受けていること」なのです。

 といっても、国内で性別適合手術ができる病院は多くありません。その内の一つ、しかも中核的な病院が、できなくなってしまうということはかなり大きなことです。ただでさえもリスクが多い手術ですから、出来るのならばケアもしやすい国内で手術を受けるのがいいわけで、その選択肢が減ることは問題なのです。この特例法では、「その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること。」として性別適合手術を行っていることを条件としているにもかかわらず、これができる場所が少ないという現状はどうでしょうか。

 そこで、実際の手術は海外へ渡航して行う人が多いのです。しかし、それはリスクがあるし、誰もができることではありません。そもそも、手術にしても、身体の状態によっては手術できないケースもあります。さらに、保険も効かないために莫大な費用がかかります。

 この特例法には、附則として「性別の取扱いの変更の審判の請求をすることができる性同一性障害者の範囲その他性別の取扱いの変更の審判の制度については、この法律の施行後三年を目途として、この法律の施行の状況、性同一性障害者等を取り巻く社会的環境の変化等を勘案して検討が加えられ、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置が講ぜられるものとする。」と記されています。

 奇しくもちょうど、今年は施行から3年目です。どうも、憲法改正などが目立ってしまっていますが、ぜひ、特例法の見直しをしてもらい、緩和をしてもらいたいものだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

扇千景参院議長、今期限りで政界引退

普通の生活をしたい 扇参院議長が政界引退を正式表明

 扇千景参院議長(比例代表、当選5回)は11日午前、国会内で記者会見し、「今期をもって国会議員生活に終止符をうちたい。30年間の政界生活で多くの皆さんに助けてもらった。心から感謝する」と述べ、今夏の参院選に出馬せず、政界引退することを表明した。(Sankei WEB)

 扇千景さんが政界引退を発表しましたね。

 最終的に参議院議長に上りつめましたが、その政治家としての人生はどうだったでしょうか。

 自民党から全国区で出馬した際、やはり宝塚出身ということもあって、集票マシーンとしての力を期待されたのかもしれません。

 しかしその後、扇さんは自民党を離党、小沢氏、羽田氏らの新生党の一員となります。そして、新進党、自由党を経ますが、自自公連立政権を支える間に小沢氏から離れ、保守党党首となって連立に残留。保守新党を経て、自民党に復党しました。

 その渦中、2001年に『できることできないこと』(世界文化社)という本を著しています。この機会に読んでみようかなと思いますが、もしかして文庫化したりするかしら?^^;;

 まだ任期はありますが、55年間お疲れさまでした。ぜひ、そこで得たものを、これからの人生で語ったり記したりするなどして還元して欲しいなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (2)
|

これでいいのか、国民投票法案

 いま、参議院・日本国憲法に関する調査特別委員会において、「国民投票法案」に関する審議が行われています。インターネット中継で見ていますが、正直、安倍総理の答弁を聞けば聞くほど不信感がつのるのは私だけでしょうか。

 それはともかく。

 私自身、憲法改正のための手続法自体は必要であろうと思います。

 それは、永六輔氏がラジオで話していましたが、文章的にも分かりにくい憲法の条文を、分かりやすくする必要はあろうというもの。これには賛成です。

 その上で、平和を希求するためのものであって欲しいと思います。

 さて、現在審議され、与党の多数で通過するであろう法案の全文は、PDFで公開されています(2007年4月に衆議院を通過した法案(併合修正案))。

 これを見て、唖然としたことは、相も変わらず不要な点が残っていることです。それは、「性別」の項目。以下、該当箇所を引用します。(強調は筆者)

 第三節 投票人名簿

(投票人名簿の記載事項等)

 第二十一条 投票人名簿には、投票人の氏名、住所、性別及び生年月日等の記載(前条第二項の規定により磁気ディスクをもって調製する投票人名簿にあっては、記録)をしなければならない。

 第四節 在外投票人名簿

(在外投票人名簿の記載事項等)

 第三十四条 在外投票人名簿には、投票人の氏名、最終住所(投票人が国外へ住所を移す直前に住民票に記載されていた住所をいう。以下同じ。)又は申請の時(第三十七条第一項第一号に掲げる者にあっては投票人が公職選挙法第三十条の五第一項の規定による申請書を同条第二項に規定する領事官又は同項に規定する総務省令・外務省令で定める者に提出した時をいい、第三十七条第一項第二号に掲げる者にあっては投票人が第三十六条第一項の規定による申請書を同条第二項に規定する領事官又は同項に規定する総務省令・外務省令で定める者に提出した時をいう。同条第一項及び第三項において同じ。)における本籍、性別及び生年月日等の記載(前条第二項の規定により磁気ディスクをもって調製する在外投票人名簿にあっては、記録)をしなければならない。

 こうして作られた名簿をもって、投票所で何をするかというと、

 第五節 投票及び開票

(投票所においての投票)

 第五十五条 投票人は、国民投票の当日、自ら投票所に行き、投票をしなければならない。

 2 投票人は、投票人名簿又はその抄本(当該投票人名簿が第二十条第二項の規定により磁気ディスクをもって調製されている場合には、当該投票人名簿に記録されている全部若しくは一部の事項又は当該事項を記載した書類。第六十九条及び第七十条において同じ。)の対照を経なければ、投票をすることができない

 私は疑問なのですが、憲法改正のための手続法に関して、性別を届けることは必要事項でしょうか。

 最近、世間の関心は低くなってしまったかもしれませんが、性同一性障害の人もいます。その中には、「性別」に関する問題を抱えている人も多いのです。それは、一般社会の中では、戸籍上の性別とは逆の性別で暮らし、近所の人たちからも違和感なく普通に接してもらえている人たちです。中には、近所の人はその人が性同一性障害であることを知らない、気付いていないケースもあります。

 どうしても性別が必要だ、というのなら仕方がありません。

 しかし私には、性別という項目が、この法律にはどうしても必要だと思えないのです。国会議員の皆さんは、全会一致で性同一性障害に関する特例法を可決した人たちではなかったのですか。あれはポーズだけだったのですか。そう問いたいです。

 さて、この法案のもう一つの問題点。

 第三章 国民投票の効果

 第百二十六条 国民投票において、憲法改正案に対する賛成の投票の数が第九十八条第二項に規定する投票総数の二分の一を超えた場合は、当該憲法改正について日本国憲法第九十六条第一項の国民の承認があったものとする。

 2 内閣総理大臣は、第九十八条第二項の規定により、憲法改正案に対する賛成の投票の数が同項に規定する投票総数の二分の一を超える旨の通知を受けたときは、直ちに当該憲法改正の公布のための手続を執らなければならない。

 この投票総数に関しては、第九十八条2に、「投票総数(憲法改正案に対する賛成の投票の数及び反対の投票の数を合計した数をいう。)」と定義してあります。

 つまり、投票率が50%の場合、有権者の25%以上の賛成があれば憲法改正が可能になるということになります。40%の場合は20%と、どんどん低くなってしまうでしょう。

 確かに、最低投票率をこの法案内に定義することは難しいでしょう。

 ただし、この第百二十六条はいただけません。投票総数ではなく、「有権者数の二分の一を越える」とするべきだと思います。

 こうすると、ボイコット運動が起きる可能性があると指摘する人もいるようですが、そうなればそうでいいと思います。それも世論ではないのですか?

 他にもいろいろ問題点はありそうですが、軽く見ただけでこういう問題点が出てきました。

 正直、稚拙にやって欲しくはありません。

 もっと慎重に審議して欲しかったと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

こどもの日=母の日

 今日は「こどもの日」。元々、「端午の節句」と言って男子の節句だったため、いまでも5月5日は「男の子の日」として認知している人も多いですよね。3月3日の「ひな祭り」が「女の子の日」ならば、5月5日は鎧兜で男の子の日、と。それがある故に、4月4日を「おかまの日」とする人たちもいるわけですが。

 でも、「ひな祭り」は別に祝日じゃありません。「こどもの日」はカレンダー上もしっかりとお休み、休日になっています。

 あまり知らない人もいると思うのですが、こういう休日は、「国民の祝日に関する法律」、いわゆる「祝日法」によって制定されているものなのです。

 この法律では、まず第一条において意義が定義され、第二条以降でその内容が規定されています。

 第一条で定められた意義とは何か。
自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。
 けっこう凄いことが書かれていますね。安倍首相が唱える「美しい国」は、この1948(昭和23)年に公布・施行された祝日法でしっかり書かれているわけです。国民の祝日は、単なるお休みではなく、こうした意義のあるものなわけで、かつては祝日の際に国旗を掲げる家が多かったというのも、それに由来しているわけですね。逆に言うと、いまは祝日も単なる休日と捉える人がほとんどになってしまい、さらに法律を制定する代議士でさえも、休日としてしか考えていないような気がします。でなければ、わざわざ連休を作るためだけに制定された第三条(国民の休日)や、ハッピーマンデーなんて出てこないですよ。

 まあ、それはともかく。

 この祝日法における「こどもの日」はどう定義されているのか、見てみましょう。
こどもの日 五月五日
 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
 ポイントは、最後の一言です。「こどもの日」でありながら、「母に感謝する」とあるではないですか。そう。この日は「こどもの日」であると同時に、実質的な「母の日」でもあるのです。

 え? 母の日は5月の第2日曜日でしょ? ――そう思う人が多いでしょう。

 確かに、普通に「母の日」と言えば、5月の第2日曜日、今年で言えば5月13日です。テレビのCMなどでも、やたらと煽っていますね。でもこれは、元々アメリカの祝日なんです。先に紹介した日本の祝日法でも、「母の日」なんて定義はありません。そう。アメリカの慣習を日本に取り入れただけに過ぎないんですね。

 だって、日本にはしっかりと「こどもの日」ではありますが、「母に感謝する」日が定義されていて、祝日とされているわけですから。なぜ、これがあまり一般に認知されていないのか、もったいない気がするのは私だけでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

映画『選挙』

 つい先日、統一地方選が終了。あとは、夏の参院選へ向けてまっしぐら……

 しかし、一般市民にとって、選挙とは何なんでしょうか。

 代議士制をとっている日本では、自分の代わりに政治をする人を選出するための選挙が、唯一無二の、政治参加になります。もちろん、いろんな活動もできますが、直接行使できるのが、選挙なのです。

 つまり、選挙は非常に重要なことなのです……が。実際のところ、投票率は非常に低い。話題の選挙区といわれた地域でも、意外と低いのに驚かされたものです。

 私の住んでいる地域もまた、悲しいことに投票率の低い地域です。

 こうやってネットで「選挙に行ってね、投票してね」と呼びかけても、地域の人には伝わりません。何度か書きましたように、公明党の支持者(創価学会員)は非常に精力的に動いています。しかし、逆にそれに反発している人たちはどうなのだろうか、と思います。実際、私が学会員であることを表立ってはいっていないため知らないのか、世間話の中で学会批判もよく聞きます。あまりに不条理なものに対しては反論したいところですが、私自身も不愉快に感じているところだったりすると、黙って頷くしかできません。そういう人たちがもっと投票に行ったらどうなるでしょうか。

 私は別にそれだけを突出して期待しているわけではありません。しかし、実際の投票結果と、市民の体勢というのはずいぶん乖離があるのではないか、と感じることがあるのです。それはひとえに投票率の低さにあります。

 選挙はずいぶん泥臭いものです。ここに二つほど、その裏側を覗けるかもしれないものを紹介したいと思います。

選挙参謀 まず、関口哲平氏の『選挙参謀』(角川書店・単行本)。私は、その後に出版された徳間文庫版を購入したのですが、Amazonではこちらは品切れ(マーケットプレイスでは出ています)のようです。ちなみに、文庫版には、小泉首相退陣とともに議員辞職してしまった竹中平蔵氏の解説もついています。実際の選挙というものがどういうものか、フィクションの世界には模してありますが、いろいろ見えてきて面白いです。

 それをさらに進めたものが、6月に公開される映画『選挙』です。何と、実際の補欠選挙に密着して撮影したフィルムを編集して作られた「観察映画」です。しかも、小泉改革が叫ばれる最中の選挙ということで、独特の臨場感があります。まだ、ネットで見られる予告編しか見ていませんが、ぜひ本編も見てみたいなと思いました。

 とにかく、選挙は参加しないと意味がありません。もし、この人というのがいなかったら消去法でもいいんです。一番簡単なのは、今の生活、与党(自民党・公明党)が進めようとしている方向でいいのか悪いのか、それだけで、ある程度の候補者は絞れます。そこから細かい部分を検証するだけでもいいんです。

 次の参院選まで間がまだありますが、今の状況や不満、疑念などを忘れずに、しっかり投票しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »