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2004年11月

戦争と平和

遺体、星条旗にくるまれ発見 付近には武装勢力拠点も[asahi.comより]

 香田証生さん(24)の遺体が発見されたのは、バグダッド中心部のハイファ通りに近いカラマ病院のすぐ裏手だった。現地時間の30日午後7時(日本時間31日午前1時)前ごろ、病院の救急センター職員が発見した。(中略)
 遺体は米国の星条旗でくるまれていた。うつぶせで後ろ手に縛られ、足も縛られていた、という。(下略)

 二転三転した情報を受けた結果、最初に発見された遺体は別人だったが、新たに発見された遺体は香田さんである、と断定された。ついに、人質は殺害されてしまった。これに対して憎むべきは、殺害したテロリストである。しかし、イラクにおける悲劇はこれだけではない。すでに、多くのイラク人、そしてアメリカ人など数多くの人々が、犠牲となっているのだ。そして、その大多数は、テロリストではなく、アメリカの「正義の戦争」の犠牲者であることを忘れてはならない。

 私は、イラク戦争が始まった当時、「夢野の眼」に置いて「正義の戦争は存在しない」という雑文を書いた。その思いは、いまも変わらない。このような泥沼な悲劇はいつまで続くのか。

 映画監督の大林宣彦氏は言う。20世紀は戦争の世紀であった、21世紀は平和で文化の世紀にならなきゃいけない、と。早く、平和的解決が出来るように、アメリカ随従ではない日本の姿勢を見せて欲しい。本当は、連立を組む公明党が先導を取るべきなのだが、残念ながら期待できない。小泉さんは端からダメだ。日本は、いや世界はいったいどこへ向かうのか。いま一度、立ち止まって考え直すべき時に来ている。

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