民主党の再生と年金制度改悪
昨日、ついに菅直人民主党代表が辞任した。併せて、執行部も総辞職、次の代表が誰になるのかは、いまだ不明である。菅代表の、実に遅きに失した決断だった。彼は、政治家としてのカン、風を読む能力に欠けているのだろうか。私自身は、鳩山由紀夫氏も頼りなかったが、菅直人氏には危うさを感じていて不安だった。その予感が、このような形で現実のものになってしまうとは不甲斐ない。私が民主党に票を投じてきたのは、自公政権に終止符を打ってもらうためである。しかし、昨年の衆院選では今一歩、及ばなかった。しかし、かなり大躍進はしたのだ。それなのに、この愚。菅氏は、自らの未納問題が発覚した際、すぐにでも謝って辞意を表明するべきだった。もちろん、本人に罪の意識はないはずだ。私から見ても、制度上の問題なのだから。しかし、それ以前の問題として、年金未納を攻めたて、攻撃材料にしていた。これは、由々しき事態だ。その背景などは調査し、今後の年金問題に関しての糧にすればよろしい。まず、すぐに辞すれば、与党を攻撃できたはずなのだ。そして、変な形での合意はしなくてすんだし、参院選の争点とできたはずだ。しかし、菅氏は辞めないということを言い続けてしまった。どう考えても言い訳にしか聞こえない説明を繰り返しながら。そして、福田官房長官の辞任である。福田氏に関しては、週刊誌の記事が引き金だったのかもしれないが、ともかく福田氏に先を越されてしまった。菅氏は、その夜から連日テレビ番組を行脚した。そして、代表を辞任。実に、タイミングの悪い人である。
三党合意の内容の是非はともかく、何となく懐かしい響きの自公民による三党合意が行なわれた、という報道、事実が問題だ。どう考えても与野党が擦り寄ったとしか印象が残らず、あれほど反対していた与党案に合意したかのように取られてしまうのだ。選挙で投票してくれるのは政治のプロではない。アマチュアである。素人である。それなのに、こんな複雑なことをしてしまっては、賛同が得られるかどうか分からない。
確かに、民主党が反対したとしても、この後の本会議で自公の賛成多数で衆院は通過してしまう。しかし、参院はあるのだ。まず、三党合意にはとらわれずにしてほしい。そして、参院では、新執行部によって徹底的に戦って欲しいのだ。そして、本当の意味での抜本改革をするため、この法案を参院では通さないでもらいたい。まだ、一縷の望みはあるはずだ。
そして、何よりも重要なのは、まず国民がしっかり「監視」すること。政治を監視することが重要なのだ。そして、ハードルはより厳しくなったが、民主党も国民に改めて支持してもらえるよう、しっかりとした体制を築いてもらいたい。このままでは、民主党は惨敗、自民・公明の連立与党の大勝利だ。ただし、それには一つの条件がある。まずは民主党の支持が離れること。そして、多くの国民が「寝て」しまい、投票に行かないで投票率が下がることだ。実際、先日、自民党が勝利した補選は、投票率が驚くほど低かった。そうすれば、ほぼ投票に行く公明党支持者のおかげで大勝してしまう。それを防ぐためには投票に行くしかない。投票率を上げるしかないのだ。
いま、通そうとしている年金制度の改革案は、「改悪」案である。まず、これは潰さなくてはならない。よしんば通してしまったならば、次の選挙で、現与党の自民・公明を倒すべく動くしかないのだ。ぜひ、民主党には再生していただき、自公を倒せる勢力になってもらわなくては、いけないのだ。
まもなく採決の時間である。まったくまとまらない文章だが、私自身は、仕事をしなくてはならないので、またしても、いまはここまで。年金問題、ならびに民主党については、後ほど改めて。
(本サイト:「夢野の眼」より転載)
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